自身の在り方

自身の在り方

当法人の作業者では毎日利用者さん達が内職や役務、そして自主製品の製作など様々な作業に一生懸命取り組まれています。

そんな日々ですが、利用者さん達も毎日の作業や周りとの共同生活に少し窮屈に感じてしまったりしんどくなってしまう事も少なくはありません。
確かに職員もストレスなく働けているか、毎日前向きにすべき事に取り組めているかと言われるとそうではない時もあったりするのも事実です。

そこで改めて”自身の在り方”についてみんなで話し合おうと決め、先日このテーマで利用者さん、職員全員で話し合う場を設けました。

まず作業について話し合いました。
当法人の作業所の心得として、

・整理整頓はきっちり行いましょう。
・時間は守りましょう。
・悩み事や疑問に感じた事は一人で抱えずみんなで考えましょう。
・自身のペースで作業に取り組みましょう。

という事をみなさんにいつも伝えています。

もちろん利用者さんの中にはこれらを行うのがなかなか難しい方もいらっしゃいます。
自身の作業に対する気持ちや考え方は様々である事は当然の事です。

しかしやはり作業を行うという事はもちろんお金が伴うという事です。
月頭になればみなさんは工賃(給料)をもらいます。

自分さえ良ければ大丈夫、誰かがやってくれるだろう、のような考えも出てくるのやはり自然な事でもあり当然な事だとも思います。
しかしそのような考え方が全員であると作業も疎かになるであろうしもちろん工賃も少なくなってしまいます。
それはもちろん職員も同じ事が言えます。

職員としましても、やはり利用者さんに少しでも多く工賃をお渡ししたい気持ちは常にあります。
なので利用者さん達に作業に対する姿勢を今一度考えていただき、そしてどのようにみんなで協力が出来るかという事を真剣に話し合いました。

次は周りへの配慮について話し合いました。
みなさんは普段から”ありがとう”や”ごめん”などの言葉を相手に伝えれていますか?
簡単そうに見えて、実はこれが一番難しい事かもしれませんね。

これは障がいがある、ないに限らず、人として生きていく上でとても大事な事です。

しかしたった五文字、”ありがとう”を伝えるだけで言われた人は嬉しくなったり生きる活力にもなります。
”ごめん”を伝えるだけで相手の見え方や考え方が変わったりもします。

やはり同じ環境で生活を送る中でこれを怠ると施設としても質が落ちると思います。
そのようにならない為にも日頃から感謝の気持ちと相手を思いやる気持ちは忘れてはいけません。

そのような話を全員で話し合い、普段聞けない意見や表情がいろんな角度から見え、利用者さん達にとっても職員にとってもすごく貴重な時間となりました。
そしてこのような機会は定期的に行う事に意味があるという事にも実感しました。

当法人を盛り上げていく事は職員だけで出来る事ではありません。
やはり利用者さん達の力が絶対必要になります。

これからもより一層良い環境を作りたい気持ちはみんな同じです。
その為にも当法人は出来る事を丁寧に、そして一生懸命取り組む事が大事だと感じました。

また更新します★☆★☆