現在当法人の作業所でメインで取り組んでいる作業は以前にも何度かご紹介させていただきました緩衝シート（プチプチ）の仕事です。
この仕事に携わってからかなりの年月が経ちました。利用者さん達も誇りと自信を持って日々取り組んでおられます。

現在はこの仕事も「あって当たり前」という感覚になってしまっていますが、以前は新型コロナウイルスの影響で作業をストップせざるを得ない状況の時もありました。クラスター、部材の入荷困難、本当にあの時は苦しかったです。現在はいろんな規制が緩和され、作業所としても以前の姿を取り戻しつつあります。

しかし現在はまた新たな課題に直面しています。それは以前とは違い、仕事を熟しても熟しても終わらない！プチプチ地獄という課題に直面しています！（笑）以前は週二日の入荷で作業所としても良いペースで取り組めていました。しかし今は週三日の入荷で数が増えた事により数を熟さなければならないという状況が続いています。

なぜこんなにも入荷数が増えたのかを業者さんに聞いたところ、某テレビ番組でこのプチプチの需要の高さを紹介されていた事がきっかけだそうです。では需要の高さとはどういった内容なのでしょうか。プチプチといえば割れ物を包んだりするイメージが強いですが、大きい理由としては住宅などの断熱材として使用される事だそうです。現在物価高騰の影響で電気代も上がり各家庭では非常に苦しい状況におかれていますが、そういった事も含めプチプチの需要が高くなっているとの事でした。

そういった理由を聞くと、この仕事も「あって当たり前」ではなく「何かに為に役立てている」という風に捉える事が出来ます。日々同じ作業ではありますがなんだか気持ちが前向きになれます。利用者さん達にもこの話をすると、今まで以上に責任感を持って作業に取り組まれているように感じます。

仕事がずっと続くとメンタルを維持する事が難しい時もあります。しかし仕事があるというのは何かの架け橋になるという事、何かのエネルギーになるという事、つまり社会貢献が出来ている事なのではないかと思います。そんな気持ちを忘れず日々の業務に携わりたいと感じます。