利用者さん日記~高齢化による問題~

利用者さん日記~高齢化による問題~

今回は利用者さん日記と題していますが、特定の利用者さんにフォーカスはせずに、利用者さん達や施設、又福祉業界として直面しつつあるテーマについて触れていきたいと思います。

テーマは「高齢化による問題」
どんな人でも必ず年齢を重ねていきます。利用者さん自身の高齢化と、そのご家族(特に親御さん)の高齢化が同時に進む事で様々な課題が生まれます。

Ⅰ.利用者さんの高齢化による問題
【問題点】
健康面の変化:生活習慣病、認知症、運動機能の低下等、加齢に伴う疾患が増える
生活動作の低下:歩行・排泄・食事等、日常生活動作(ADL)の低下
介護ニーズの増加:障害福祉サービスだけでなく介護保険サービスも必要になるケース
余暇や役割の喪失:働く場を失ったり、活動意欲が下がる事による孤立感
看取りの課題:最期をどう迎えるか、施設側の対応力不足

【改善の方向性】
医療連携の強化:かかりつけ医や訪問看護とのネットワークづくり
福祉×介護の複合サービス:障害福祉と介護保険の両方を活用したプランニング
リハビリや健康プログラム:軽運動、口腔ケア、認知機能維持の活動
シニア世代向け活動:高齢の利用者さんに合わせた余暇活動や軽作業
終末期ケアの整備:本人・家族の意向を尊重した看取りの選択肢を検討

Ⅱ.ご家族(特に親御さん)の高齢化による問題
【問題点】
介護の限界:親が高齢で介護力が落ち、支援が難しくなる
将来不安(親亡き後問題):誰が子供を支えるかという切実な不安
経済的負担:年金生活になり、金銭的に余裕がなくなる
孤立感や精神的負担:高齢の親自身も心身の疲弊を抱えやすい

【改善の方向性】
レスパイト支援:短期入所や通所サービスを利用し、家族の休息を確保
グループホームや入所先の確保:早めに利用先を見つけて安心を持てるようにする
成年後見制度や金銭管理サービスの活用:法的・制度的に将来の安心を準備
家族会や相談支援事業所の活用:同じ立場の家族同士の交流で孤立防止
「親亡き後」支援の地域ネットワーク:自治体や社会福祉協議会と連携して仕組み作り

Ⅲ.施設・地域が出来る取り組み例
「高齢化対応型」障害者施設の設置(バリアフリー、医療連携あり)
多職種連携会議(医師・看護師・介護士・相談員・家族で定期的に将来を話し合う)
地域包括支援センターとの協力(介護保険サービスと障害福祉サービスの橋渡し)
本人中心のライフプラン:本人の希望を聞き取り、「自分らしい暮らし」を継続出来る支援

 

ざっと書きましたが、現在私たちの施設でもこのような問題に直面しつつあります。「あの時にこんな支援が出来ていてたらなぁ」とか「これからどうなるんだろう」と、支援者として思うことは日を重ねるごとに思いが強くなるのが現状です。

 

👉まとめると、、、

・利用者さんには医療・介護との連携強化と生活の質維持
・ご家族には介護負担軽減と将来への安心準備
・施設・地域にはネットワークと制度活用の工夫

が大切なんだと感じます。私たちも目の前の問題から目を背けず、しっかり向き合っていきたいと思います。

 

また更新しますね★☆