日々いろんな作業に取り組まれている利用者さん達ですが、作業の中でもそれぞれ得意不得意があります。「細かい作業は苦手だけど、体を動かす作業は好き。」「小型家電の解体作業は力がいるから自信がない、でも授産製品の製作なら力がなくても出来る。」など。
男性だけど力があるわけではない、体は小さいけれど体力には自信がある、私達は様々な固定概念にとらわれず、その人の特性や個性を生かし日々の業務に活かせれるよう努めています。
そんな中、現在メインである内職作業がとある事情で一時稼働出来なくなってしまっています。そうなると売上や日々の業務内容が懸念されます。先程もお伝えしたように、利用者さんの中には作業に対する得意不得意が存在し、その止まってしまっている作業を得意とし、その他の作業を不得意とする方もいらっしゃいます。そうなると作業内容と環境の提供はとても重要になってきます。
そこで利用者さん達を含め現場職員と話し合い、今この時間にしか出来ない事に取り組もうとなりました。テーマ(内容)としまして、「出来なくても問題なし!まずはチャレンジ!」を掲げ、現在日々の作業に取り組んでいます。
不得意な印象を持っていた作業もいざチャレンジすると、「あれ?これ私出来るやん!」「なんかわからんけどこの作業やってたら達成感ある。」と新たな発見があったり、また反対に「チャレンジした事で自分の欠点や改善点が見えた。」「今は出来ないけど、いつか出来るようになりたい!」と目標が見つかったりと、利用者さん達にとってプラスな事が増えました。
売上への懸念や日々の作業減少の不安はあるには勿論、しかし少しやり方を工夫するだけで作業量のカバーが出来、又作業現場も活気づく事に気付きました。又利用者さん達の個々の特性や能力を見れる機会ともなり、改めて職員の学びの時間ともなっています。
今は少し我慢の時ですが、どんなトラブルでも冷静に対応し、又プラスに考える事を継続していきたいと思います。